指文字(読み)しもんじ

精選版 日本国語大辞典 「指文字」の意味・読み・例文・類語

し‐もんじ【指文字】

〘名〙 指を組み合わせてさまざまの形を作り、文字代用とするもの。昔は寺院で声を出せない儀式の時に用いたが、現在は聾唖(ろうあ)者の会話に使われる。

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デジタル大辞泉 「指文字」の意味・読み・例文・類語

ゆび‐もじ【指文字】

手話で、指の形によって文字や数字を表現する方法。国際手話ではアルファベット、日本手話では仮名文字(各音節)の一つ一つに対応する形を片方の手で表す。
[補説]両手で表す指文字を使用する国もある。

し‐もんじ【指文字】

指をいろいろな形に組み合わせて、文字の代わりにする符号。昔は寺院の儀式に使ったが、現在は聾唖ろうあ者の会話などに使用。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「指文字」の意味・わかりやすい解説

指文字
ゆびもじ

手話・手話法

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世界大百科事典(旧版)内の指文字の言及

【口話法】より

… 1960年代からは,世界的に口話法の再検討が行われるようになった。ソ連では,早期から口話法に指文字を併用する方法が採られているし,アメリカでは,手指の動きで話すことの手がかりを与えるキュード・スピーチcued speechが提唱・実践され,近年ではあらゆるコミュニケーション方法(口話,手話,指文字,書字など)を利用するトータル・コミュニケーションが優勢になってきている。日本では口話法が中心になっているが,幼児期にキュード・スピーチを採用したり,年長児にトータル・コミュニケーションを試行している聾学校もある。…

※「指文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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