挟板(読み)はさみいた

精選版 日本国語大辞典 「挟板」の意味・読み・例文・類語

はさみ‐いた【挟板】

〘名〙
① 布などの物をはさむ板。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② 門の両側にとりつけた板作りの袖。左右の柱に溝を掘り、その溝に板を横にしてはさみ入れたもの。
吾妻鏡‐建暦三年(1213)五月二日「切夾板、以其隙矢石之路

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の挟板の言及

【かばん(鞄)】より

…革,合成皮革,厚地の布などで作られ,手提げ・抱え・肩掛けなどの形態がある。かばんという名称は明治以前にはなく,オランダ語のkabas,中国語の挟板(板の両面で物をはさんで持ち運ぶもの)の日本読み〈きゃばん〉などの転化したものという。1878年,名古屋の博覧会に大阪の森田直七が出品した際の褒賞状には,かたかなでカバンと書かれてあった。…

※「挟板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android