掌珍論(読み)しょうちんろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「掌珍論」の意味・わかりやすい解説

掌珍論
しょうちんろん

正しくは『大乗掌珍論』。インド清弁 (しょうべん) 著。2巻。唐の玄奘漢訳 (649) 。外道部派仏教謬見を論破して大乗空宗の要義論述。本書中に立てられた量は掌珍比量または清弁比量と呼ばれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android