掘削・掘鑿(読み)くっさく

精選版 日本国語大辞典 「掘削・掘鑿」の意味・読み・例文・類語

くっ‐さく【掘削・掘鑿】

〘名〙
① 土や岩を掘り穴をあけること。
銃後(1913)〈桜井忠温〉一一「攻路として塹壕掘鑿(クッサク)すること延長実に十里にも及んだのである」
② (比喩的に) 掘り起こしたり、削り取ったりすること。
芸術歴史人間(1946)〈本多秋五〉三「苦しい否定と掘鑿(クッサク)の中から〈略〉より新鮮な生と芸術の水脈に到達したのではないか」
[補注]「掘削」は「掘鑿」の書き換え。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android