掘棒耕(読み)ほりぼうこう(英語表記)digging stick cultivation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「掘棒耕」の意味・わかりやすい解説

掘棒耕
ほりぼうこう
digging stick cultivation

掘棒を主要な農具とする農耕。低農耕の生産経済形態の一つで,経済史家の E.ハーンは,を使う農耕と一括して耨耕 (どうこう) に分類している。オセアニア,ニューギニア,中央アフリカの原始林地帯,南アメリカの熱帯森林地帯でみられ,オセアニア,ニューギニアでは芋類や果実を,南アメリカでは穀類を栽培している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android