掛煙硝(読み)カケエンショウ

デジタル大辞泉 「掛煙硝」の意味・読み・例文・類語

かけ‐えんしょう〔‐エンセウ〕【掛煙硝/掛×焔硝】

芝居化け物忍者が現れたり消えたりする場面に、ぱっと立ち上る煙。また、その仕掛け。樟脳しょうのうの粉を入れた煙硝を火の上にかけて出す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の掛煙硝の言及

【歌舞伎】より

…何枚もの張物に指定の絵を書き割ることから出た名称らしい。 掛煙硝(かけえんしよう)小道具の仕掛けの一種。硝薬を使って煙を出す。…

※「掛煙硝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android