接触変成岩(読み)せっしょくへんせいがん(英語表記)contact metamorphic rock

精選版 日本国語大辞典 「接触変成岩」の意味・読み・例文・類語

せっしょく‐へんせいがん【接触変成岩】

〘名〙 接触変成作用によって生じた片理に乏しい緻密な岩石ホルンフェルス熱変成岩

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「接触変成岩」の意味・読み・例文・類語

せっしょく‐へんせいがん【接触変成岩】

接触変成作用を受けてできる変成岩ホルンフェルスなど。熱変成岩。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「接触変成岩」の意味・わかりやすい解説

接触変成岩
せっしょくへんせいがん
contact metamorphic rock

接触変成作用でできる変成岩。熱変成岩ともいわれる。火成岩体をつくる高温マグマが貫入してきたときに,その熱のため周囲の岩石が変化を受けて生じた岩石。日本では,中生代後期 (約1億年前) の花崗岩体が,古生層や中生層を貫いて北上山地阿武隈山地中部地方中国地方などに存在するが,その花崗岩体のまわりにホルンフェルスなどを代表とする接触変成岩が存在する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

岩石学辞典 「接触変成岩」の解説

接触変成岩

接触変成作用で形成された変成岩の総称コンタクトライト(contactolite)[Loewinson-Lessing : 1925].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「接触変成岩」の意味・わかりやすい解説

接触変成岩
せっしょくへんせいがん

変成岩

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の接触変成岩の言及

【ホルンフェルス】より

…接触変成岩ともいい,接触変成作用をうけた変成岩のこと。接触変成作用で再結晶した岩石は多くの場合,片理や片麻状組織をもたない。…

※「接触変成岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android