接触電気(読み)セッショクデンキ

デジタル大辞泉 「接触電気」の意味・読み・例文・類語

せっしょく‐でんき【接触電気】

異種物質を接触させてから引き離すと、それぞれが正・負反対に帯電して生じる電気

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精選版 日本国語大辞典 「接触電気」の意味・読み・例文・類語

せっしょく‐でんき【接触電気】

〘名〙 種類の異なる金属あるいは絶縁物を接触して引き離すとき生ずる電気。〔電気訳語集(1893)〕

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化学辞典 第2版 「接触電気」の解説

接触電気
セッショクデンキ
contact electricity

異種の電気伝導体を接触させたとき,一方が正に,他方が負に帯電する現象.とくに金属の場合に顕著で,1797年A.Volta(ボルタ)によって発見されたので,金属の接触電気現象をボルタ効果ともいう.接触電気の正負によって決めた金属の序列(正に帯電する側を上位におく)はイオン化列とよばれる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「接触電気」の意味・わかりやすい解説

接触電気
せっしょくでんき
contact electricity

2種の金属をよく接触させてから引離すときにそれぞれが反対符号に帯電する現象。2種の金属の接触電位差に起因する。

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世界大百科事典(旧版)内の接触電気の言及

【接触電位差】より

…したがって二つの導体を接触後また離すと,それぞれが正,負に帯電することになる。このようにして生ずる帯電を接触電気contact electricityという。 接触電位差の測定は,いろいろな実験法によって行うことができる。…

※「接触電気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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