控目(読み)ヒカエメ

デジタル大辞泉 「控目」の意味・読み・例文・類語

ひかえ‐め〔ひかへ‐〕【控(え)目】

[名・形動]
言動を遠慮がちにすること。また、そのさま。「控え目態度」「控え目な人」
量や程度を少なめにすること。また、そのさま。「予算を控え目に見積もる」「酒を控え目にする」
[類語]遠慮謹慎内輪内気弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり小心小胆怯懦怯弱意気地なし小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断やわやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く・音を上げる悲鳴を上げる・気が弱い腰が弱い煮え切らない肝が小さい・肝っ玉が小さい・温順柔順従順温柔温良順良素直穏和おだやか物静かおとなしやか優しい内向的人見知りしんねりむっつりシャイ謙虚敬虔恭謙慎ましい慎ましやか慎み深い恭しい遠慮深い低姿勢腰が低いマイルドまろやか穏便穏当紳士的婉曲えんきょく甘美快美当たらず触らず物柔らか曖昧ほどほどソフト柔らかい柔軟しなやか軟化柔らか軟質やんわりぼかすぼやかすぼやけるうやむやメロー柔和温厚温和穏健まったり丸いゆるやか

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精選版 日本国語大辞典 「控目」の意味・読み・例文・類語

ひかえ‐め ひかへ‥【控目】

〘名〙 (形動)
① 積極的に行動したり自己を主張したりすることを避け、目立たないようにふるまうこと。また、そのさま。
洒落本・蛇蛻青大通(1782)「諸事控へ目に立廻り面白くさへて居る最中に」
② 用いる量や程度を少なめにすること。また、そのさま。
※いさなとり(1891)〈幸田露伴二三「酒をも扣(ヒカ)へ目に飲みて」

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