推問(読み)スイモン

デジタル大辞泉 「推問」の意味・読み・例文・類語

すい‐もん【推問】

[名](スル)問いただすこと。取り調べること。
「なせし悪事を―あれど」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「推問」の意味・読み・例文・類語

すい‐もん【推問】

〘名〙
① 問い調べること。
正倉院文書‐天平宝字四年(760)三月二一日・道守徳太理啓「又烏申倉著虚納状、先日申給已訖、仍推問宣被命問、頗新田買、頗未進申」
今昔(1120頃か)七「王若し汝を推問する事有らば、如此き可答し」 〔晉書‐鮑靚伝〕
② 特に、罪をきびしく問いただすこと。取調べをすること。審問すること。吟味尋問鞠問(きくもん)
※続日本紀‐神亀五年(728)三月甲子「請後犯罪者。披陳所司。推問得実。决杖一百」 〔風俗通‐過誉

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「推問」の読み・字形・画数・意味

【推問】すいもん

吟味する。

字通「推」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android