推轂(読み)スイコク

デジタル大辞泉 「推轂」の意味・読み・例文・類語

すい‐こく【推×轂】

[名](スル)こしきをおして車を進める意から》人をある地位などに推薦すること。とりもって官職などに就くようにすること。
東洋学士に―し、これと交らしむ」〈中村訳・西国立志編

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「推轂」の意味・読み・例文・類語

すい‐こく【推轂】

〘名〙 (人のために車の轂(こしき)をおす意) 人をすすめあげること。官途などにとりもつこと。推挙。推薦。
※本朝文粋(1060頃)六・申越前尾張等守状〈大江匡衡〉「退求刺史之車。亦羊腸嶮而無推轂
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一「有名なる東洋の学士に推轂(すいコク)(〈注〉テビキヲスル)し、これと交はらしむ」 〔史記‐田伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「推轂」の読み・字形・画数・意味

【推轂】すいこく

進める。

字通「推」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android