掻き板(読み)カキイタ

デジタル大辞泉 「掻き板」の意味・読み・例文・類語

かき‐いた【×掻き板/×攪き板】

物をたち切るのに用いる板。裁ち物をするときや、元服儀式冠者の髪の端をのせて切りそろえるときに使う。一説に、漆塗りの板で、書いた文字を消して何回も使えるようにしたもの。
「人の家につきづきしきもの…衝立ついたて障子。―」〈・二三五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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