提挙常平茶塩司(読み)ていきょじょうへいちゃえんし(英語表記)ti-ju-chang-ping cha-yan-si; t`i-chü-ch`ang-p`ing ch`a-yen-ssu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「提挙常平茶塩司」の意味・わかりやすい解説

提挙常平茶塩司
ていきょじょうへいちゃえんし
ti-ju-chang-ping cha-yan-si; t`i-chü-ch`ang-p`ing ch`a-yen-ssu

中国,宋代の官名。提挙常平司提挙茶塩司とを合せたもの。提挙は管理の意。前者は煕寧2 (1069) 年新法実施のためおかれ,常平,義倉,免役,市易などを司り,後者は政和の初め (1111頃) におかれ,茶塩の専売事務を司った。茶塩のことは初め発運使に属し,のち転運,常平などの兼領であった。南宋になると,紹興5 (35) 年に両者を合せて提挙茶塩常平司と称し,同 15年に提挙常平茶塩司と改称された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android