揖斐川町(読み)いびがわちよう

日本歴史地名大系 「揖斐川町」の解説

揖斐川町
いびがわちよう

面積:四八・二六平方キロ

郡南部中央に位置し、町の北西部から南東部にかけて揖斐川が流れる。南は同川支流のかす川を隔てて池田いけだ町、東は大野おおの町、東から北にかけては谷汲たにぐみ村、北から西にかけては久瀬くぜ村、西は小島おじま(八六三・六メートル)などの山嶺を挟んで春日かすが村と接する。町の西部はこの山嶺が南部に連なって伊吹山地の東端部をなし、中央部から東部にかけては揖斐川の形成した扇状地帯で、濃尾平野の最北西部をなす。岐阜市と結ぶ名鉄揖斐線、大垣市と結ぶ近鉄揖斐線の発着駅があり、また国道三〇三号・同四一七号が当町で結ばれ、郡の交通上の結節点となっている。

揖斐川町
いびがわちよう

2005年1月31日:揖斐郡揖斐川町・春日村久瀬村坂内村藤橋村谷汲村が合併
【揖斐川町】岐阜県:揖斐郡
【春日村】岐阜県:揖斐郡
【久瀬村】岐阜県:揖斐郡
【坂内村】岐阜県:揖斐郡
【藤橋村】岐阜県:揖斐郡
【谷汲村】岐阜県:揖斐郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「揖斐川町」の意味・わかりやすい解説

揖斐川〔町〕
いびがわ

岐阜県南西部,揖斐川とその支流沿いに広がる町。伊吹山地の東,両白山地の南に位置し,北で福井県,西で滋賀県と接する。 1955年揖斐町と大和村,北方村,清水村,小島村の4村が合体して町制。 1956年養基村の一部を編入。 2005年谷汲村,春日村,久瀬村,藤橋村,坂内村の5村と合体。中心集落は揖斐川とその支流粕川の谷口集落城下町として発展。揖斐米は酒米,すし米として珍重され,そのほか茶,シイタケなどを産する。米菓子を生産する食品工場がある。揖斐川のアユは特産。山間部にはキャンプ場やスキー場が点在。揖斐川には横山ダム,久瀬ダムがある。町域の一部は揖斐関ヶ原養老国定公園揖斐県立自然公園伊吹県立自然公園に属し,峡谷美,ホタル狩り,アユ釣り,サクラの名所など観光資源が豊富。南東部を近畿日本鉄道養老線,北東部を樽見鉄道が通る。また北西部と南東部では国道 303号線から 417号線が分岐する。面積 803.44km2(境界未定)。人口 1万9529(2020)。

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