損害保険ジャパン(読み)そんがいほけんじゃぱん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「損害保険ジャパン」の意味・わかりやすい解説

損害保険ジャパン
そんがいほけんじゃぱん
Sompo Japan Insurance Inc.

三大メガ損保の一角を占めるSOMPOホールディングスの中核株式会社。2002年(平成14)、安田火災海上保険(1944年設立)と日産火災海上保険(1937年設立)が合併して誕生した損害保険ジャパンが前身である。その後、2010年に、日本興亜損害保険日本火災海上保険興亜火災海上保険の合併で2001年発足)と経営統合し、持株会社SOMPOホールディングス傘下損害保険ジャパン日本興亜となり、2020年(令和2)に現社名に変更した。本社は東京都新宿区西新宿。2021年3月時点の総資産7兆3896億円、正味収入保険料2兆1414億円、資本金700億円。

[矢野 武 2021年10月20日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「損害保険ジャパン」の意味・わかりやすい解説

損害保険ジャパン
そんがいほけんジャパン

損害保険ジャパン日本興亜の前身の大手損害保険会社。安田火災海上保険日産火災海上保険が 2002年7月合併して発足した。両社合わせた正味収入保険料は 1兆円をこえ,東京海上火災保険を中心とするミレアグループ,三井住友海上火災保険とともに,国内損保業界の 3強の一角をなした。自動車保険を主力とし,第一生命保険と包括業務提携して総合保険グループを打ち出した。2002年12月,経営破綻で合併が見送られていた大成火災海上保険吸収合併。2010年日本興亜損害保険と経営統合し,持株会社 NKSJホールディングスを設立,傘下に入る。2014年9月,日本興亜損害保険と合併して,損害保険ジャパン日本興亜に商号を変更した。(→損害保険

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