損敗（読み）そんぱい

精選版 日本国語大辞典

そん‐ぱい【損敗】

〘名〙 物事がそこなわれること。こわれること。また、そこなうこと。

※西国立志編（1870‐71）〈中村正直訳〉一一「何ぞ薄命を嘆じ、志気を損敗するに至らんや」 〔顔氏家訓‐文章〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【損敗】そんぱい

破損。〔顔氏家訓、治家〕濟陽の江祿、書を讀みて未だ(をは)らざれば、りと雖も、必ず卷束整齊なるを待ちて、然る後(た)つことを得。故に損敗無く、人其の求め假ることを厭(いと)はず。

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出典　平凡社「普及版 字通」