撃力(読み)ゲキリョク(英語表記)impulsive force

デジタル大辞泉 「撃力」の意味・読み・例文・類語

げき‐りょく【撃力】

衝突打撃などによって瞬間的に物体に作用する大きな力。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「撃力」の意味・読み・例文・類語

げき‐りょく【撃力】

〘名〙 二つの物体が衝突する時互いに及ぼしあう力。その効果は力の強さとそれが作用する時間との積、すなわち、力積であらわされ、物体の運動量は力積の分だけ変化する。〔改正増補物理階梯(1876)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「撃力」の意味・わかりやすい解説

撃力 (げきりょく)
impulsive force

衝突とか打撃のときの力のように,きわめて短時間だけ作用する力。力の効果を表すのには(力)×(働いた時間)というベクトル量を用いるが,撃力では力もそれが作用している時間も測れないので,物体の運動状態の変化から上記の積である力積を直接求めて表している。すなわち,運動の法則によれば,撃力で生ずる物体の運動量(質量mと速度Vの積)の変化mV後-mV前が力積に等しいことを利用するのである。
力積
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「撃力」の意味・わかりやすい解説

撃力【げきりょく】

打撃や衝突の場合に現れる物体間の接触力。作用する時間はきわめて短いが,力の大きさはたいへん大きく,両者を掛けあわせた力積は有限な大きさになる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「撃力」の意味・わかりやすい解説

撃力
げきりょく

衝撃力」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android