撥乱反正(読み)はつらんはんせい

精選版 日本国語大辞典 「撥乱反正」の意味・読み・例文・類語

はつらん‐はんせい【撥乱反正】

〘名〙 (「春秋公羊伝‐哀公一四年」の「撥乱世諸正、莫諸春秋」による) 乱れた世を治めてもとの正しい状態にかえすこと。
台記‐康治二年(1143)一〇月二二日「願任十七条憲法之、此心無変、令天下撥乱反正矣」 〔塩鉄論‐詔聖〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「撥乱反正」の意味・読み・例文・類語

はつらん‐はんせい【×撥乱反正】

《「春秋公羊伝」哀公一四年から》世の乱れを治め、正しい世の中に戻すこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「撥乱反正」の解説

撥乱反正

乱れた世の中を治めてもとの正しい状態にかえすこと。

[使用例] もって我か維新撥乱反正の事業を誘導し。一瀉千里もって今日の新日本には到着したり[徳富蘇峰将来之日本|1886]

[解説] 乱をおさめて正にかえす、という意味

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android