播州皿屋敷(読み)バンシュウサラヤシキ

デジタル大辞泉 「播州皿屋敷」の意味・読み・例文・類語

ばんしゅうさらやしき〔バンシウさらやしき〕【播州皿屋敷】

浄瑠璃時代物。3巻。為永太郎兵衛・浅田一鳥作。寛保元年(1741)大坂豊竹座初演。皿屋敷の怪異巷説に細川家の御家騒動をからませて脚色したもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「播州皿屋敷」の意味・読み・例文・類語

ばんしゅうさらやしき バンシウ‥【播州皿屋敷】

浄瑠璃。時代物。三巻。為永太郎兵衛・浅田一鳥合作。寛保元年(一七四一)大坂豊竹座初演。皿屋敷の巷説に、東山時代の細川家のお家騒動をからませて脚色。国家老青山鉄山が、細川政元毒殺の隠謀お菊に聞かれたので、皿一枚を隠し、その科をお菊に負わせて惨殺するが、お菊の死霊に悩まされて自滅する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「播州皿屋敷」の解説

播州皿屋敷
ばんしゅう さらやしき

歌舞伎・浄瑠璃の外題
作者
為永太郎兵衛(2代) ほか
補作者
奈河晴助(1代) ほか
初演
文政7.9(大坂・嵐座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android