播州織(読み)ばんしゅうおり

事典 日本の地域ブランド・名産品 「播州織」の解説

播州織[染織]
ばんしゅうおり

近畿地方、兵庫県の地域ブランド。
兵庫県西脇市・加西市加東市丹波市及び多可郡多可町で生産される先染め織物。播州織の起源は古く、1792(寛政4)年に、京都西陣から織物の技術を導入して始められた。糸を先に染めてから織り上げる先染織物。高品質なテキスタイルが生産されている。2008(平成20)年2月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5110004号。地域団体商標の権利者は、播州織産元協同組合・兵庫県繊維染色工業協同組合・播州織工業組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

世界大百科事典(旧版)内の播州織の言及

【西脇[市]】より

…人口3万8257(1995)。加古川と杉原川の合流点に発達した繊維工業都市で,先染綿織物の日本最大の産地であり,製品は播州織として知られる。就業者の大半が織物に関連した仕事に従事している。…

※「播州織」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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