播磨屋橋(読み)はりまやばし

日本歴史地名大系 「播磨屋橋」の解説

播磨屋橋
はりまやばし

[現在地名]高知市はりまや町一丁目

本町ほんまち通と駅前通の交差点北側にある。もとこの地は高知城下しも町のほぼ中央に掘られた縦堀があり、橋は江戸時代初期播磨屋の初代宗徳の時、種崎たねざき町横町(通称播磨屋町)の播磨屋と縦堀を挟んで南にある浦戸うらど町の櫃屋を結ぶ私橋として架けたもので、後には公橋となった。「高知風土記」は「是ハ先年橋も無之処播磨屋宗徳北地ニ住居、南地ニ櫃屋道清住居、此通行之為仮橋を掛通路す、是より播磨屋橋と申馴、其後ハ公儀より御作事也」と記し、当時の橋は長さ一六間、幅二間であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の播磨屋橋の言及

【高知[市]】より

…大正末に,現JR土讃線が須崎から通じて高知駅が設置され,土佐電鉄も高知駅と接続するように延長された。播磨屋橋交差点付近の都心地区への通勤,通学,買物などの流入圏域は,高知平野一円,さらにその周辺に及び,県商業販売額の3/4は高知市が占めている。製造業は県出荷額の3割(1995)を高知市が占め,三里(みさと)地区を中心とする浦戸湾南部の造船,臨港地の潮江(うしおえ)地区にはセメント,電気化学,東郊大津地区の食品加工,下知(しもじ)地区には機械,金属などの各種企業がそれぞれ集積している。…

※「播磨屋橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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