擂り粉木(読み)スリコギ

デジタル大辞泉 「擂り粉木」の意味・読み・例文・類語

すりこ‐ぎ【×擂り粉木/×摺り子木】

すり鉢で、物をするのに用いる棒。サンショウの木が良材とされる。れんぎ。あたりぎ。すりぎ。
すりこぎは、使うに従って短くなるところから》少しも進歩せず、かえってだんだん退歩する人をあざけっていう語。
《頭の形が似ているところから》僧をののしっていう語。また、転じて、人をののしっていう語。
「なんだこの―めら」〈洒・二筋道

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

食器・調理器具がわかる辞典 「擂り粉木」の解説

すりこぎ【擂り粉木/摺り子木】

すり鉢で食材をすりつぶしたり、ついたりするときに用いる木の棒。上部の握る部分が細く、下にいくほど太い。さんしょうの木が良材とされ、他に桐・柳などで作る。◇「すりぎ」「れんぎ」ともいう。また、「する」ということばを忌んで「当たり棒」ともいう。

出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android