擦れ擦れ(読み)スレスレ

デジタル大辞泉 「擦れ擦れ」の意味・読み・例文・類語

すれ‐すれ【擦れ擦れ】

[名・形動]
触れそうになるくらい近づいていること。また、そのさま。「床擦れ擦れの高さまで、水がきた」「水面擦れ擦れに飛ぶ鳥」
限界をもう少しで越えそうなこと。また、そのさま。「発車時間に擦れ擦れで間に合う」「合格点擦れ擦れだ」
人がいがみ合うさま。
「二人の間柄が―になると、細君の心は段々生家さとの方へ傾いて行った」〈漱石道草
[類語](1ぎりぎり一杯一杯かつかつ/(2えんやらやっとやっとのことでどうにかこうにか間一髪どうにかやっとようやく何とかかろうじてからくも危うく危なくすんでのところですんでのことやっとこさあわや九死に一生を得るようようようやっとどうかこうかかつがつどうやらこうやら曲がりなりにもまだしもまだすんでにまあまあまあよっぽどかなりなかなかわりあいわりかたわりかし割に比較的まずまずかすかすどうやらなんとかかんとかそこそこそれなり増し次善セカンドベストベター及第無難ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもないいまだしいま不徹底不十分及ばずながら不全不完全どうなりこうなり一応急場しのぎ当座しのぎ一時しのぎその場しのぎ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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