教義学(読み)きょうぎがく(英語表記)dogmatics

翻訳|dogmatics

精選版 日本国語大辞典 「教義学」の意味・読み・例文・類語

きょうぎ‐がく ケウギ‥【教義学】

〘名〙 特定宗教教義を論理的に組織体系づける学問

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デジタル大辞泉 「教義学」の意味・読み・例文・類語

きょうぎ‐がく〔ケウギ‐〕【教義学】

キリスト教の諸教義を体系的に解説しようとする神学の一部門。→組織神学

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「教義学」の意味・わかりやすい解説

教義学
きょうぎがく
dogmatics

組織神学ともいい,カトリックなどでは教理 (義) 神学と称する。キリスト教神学の主要部門で,信徒の信ずべきこととされる教義,つまり啓示された真理を可能なかぎり知的に理解し,かつこの真理に対する反論が,それ自体内的に矛盾することを論証しようとするもの。

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世界大百科事典(旧版)内の教義学の言及

【教義】より

…教義は,その根底の教会的実存,その礼拝と信仰の生活から切り離されてはならず,主知主義的には理解されえないものである。 内容的には,三位一体論とキリスト両性論が中心であり,教会史,教理史の歩みとともにさらにそれに準ずるものとして贖罪論,義認論,サクラメント論などが加えられ,それらがさらに教会論や終末論とあいまって〈教義学dogmatics〉の主題を構成することになる。しかし厳密な意味での〈教義の発展〉をどこまで認めるかということになると,宗派によって立場は異なる。…

※「教義学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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