散居村(読み)サンキョソン

デジタル大辞泉 「散居村」の意味・読み・例文・類語

さんきょ‐そん【散居村】

広い平野に屋敷林に囲まれた住居が散在する、村落形態富山県砺波となみ平野などでみられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の散居村の言及

【砺波平野】より

…砺波平野は傾斜が比較的緩やかで水も得やすいことから早くから開発が進み,庄川の旧河道を利用した灌漑用水路が網目状に発達し,豊かな水田農村が形成された。砺波平野の農家は垣入(かいによ)(垣内)と呼ばれる屋敷林に囲まれ,相互に100~200m内外の間隔をおき,日本で最も典型的な散居村(散村)を形成している。砺波散居村の起源については諸説あるが,中世の扇状地面の荒蕪地開墾に起源するものと考えられている。…

※「散居村」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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