精選版 日本国語大辞典 「数奇」の意味・読み・例文・類語
すう‐き【数奇】
〘名〙 (形動)
① (「数」は運命、「奇」は不遇の意) 運命のめぐりあわせが悪いこと。また、そのさま。ふしあわせ。不幸。不運。不遇。すき。
※本朝文粋(1060頃)六・申民部大輔状〈橘直幹〉「固知儒業之拙。摠是数奇之源也」
② 運命がさまざまに大きく変化すること。運命に波乱のあること。また、そのさま。数奇(さっき)。
※海潮音(1905)〈上田敏訳〉ボドレエル評「人に叛き世に抗する数奇の放浪児が為に」
③ ⇒すき(好)
す‐き【数奇】
〘名〙 (「数」は運命、「奇」は不遇の意) 不遇なめぐりあわせ。ふしあわせな運命。不幸。不運。すうき。
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