数行(読み)スウコウ

デジタル大辞泉 「数行」の意味・読み・例文・類語

すう‐こう〔‐カウ〕【数行】

2、3すじか5、6すじ。数条。「涙数行くだる」
2、3列か5、6列。数列。「数行過雁かがん

す‐こう〔‐カウ〕【数行】

すうこう(数行)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「数行」の意味・読み・例文・類語

す‐こう ‥カウ【数行】

※和漢朗詠(1018頃)下「燈暗うして数行(すかう)虞氏が涙 夜深けぬれば四面楚歌の声〈橘広相〉」
※宝の山(1891)〈川上眉山〉三「押広げてよく見れば 中に数行(スカウ)文字あり」

すう‐こう ‥カウ【数行】

〘名〙 いく筋かの列。数列。古くは「すこう」。
江戸繁昌記(1832‐36)五「時に酒已に数行、一友人大に酔ふ」 〔史記‐高祖本紀〕

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普及版 字通 「数行」の読み・字形・画数・意味

【数行】すうこう(かう)

幾筋も。涙の流れるさまをいう。唐・白居易江南北客を送る~〕詩 故園斷して、何如(いかん)せんと欲する 楚水山、里の餘 今日君に因りて兄弟を訪ふ 數行の一封の書

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