精選版 日本国語大辞典 「敷島や」の意味・読み・例文・類語
しきしま‐や【敷島や】
枕
※按納言集(1186‐87頃)「敷島やふるの都は跡絶えてならしの岡にみ雪つもれり」
③ (①から転じて) 「やまと」の「やま」と同音の「山(やま)」にかかる。
※新後撰(1303)秋上・三三〇「敷島や山飛び越えて来る雁のつばさあらはに澄める月影〈土御門院〉」
④ 「道」または「満ち」にかかる。かかり方は「しきしまの③」に同じ。「道」にかかる場合は歌道の意をこめることが多い。
※山家集(12C後)下「しきしまや絶えぬる道に泣く泣くも君とのみこそ跡をしのばめ〈寂然〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報