文談(読み)ぶんだん

精選版 日本国語大辞典 「文談」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐だん【文談】

〘名〙
文学または文章について物語ること。また、その話。
台記‐康治二年(1143)六月二一日「新中納言季成来、〈略〉、可文談」 〔梁書‐張充伝〕
手紙のやりとりによってする相談

もん‐だん【文談】

〘名〙 学問道理などについて語ること。また、その話。〔落葉集(1598)〕
洒落本・神代椙𥄢論(1780)「狂言上瑠理の趣向といふもの〈略〉泣つくした跡がわっさりとにぎやかにかわり文談(モンダン)のおもしろみ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「文談」の意味・読み・例文・類語

もん‐だん【文談】

学問や道理などについて語ること。また、その話。
「臥しながら―し給ひけるに」〈古活字本保元・中〉

ぶん‐だん【文談】

文学・文章などに関しての話。
手紙によって行う相談。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「文談」の読み・字形・画数・意味

【文談】ぶんだん

文話

字通「文」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の文談の言及

【談義】より

…本来は仏法の法義を談ずることで,ディスカッションであったものが,一般民衆に説法する意味になり,法談とも文談ともよばれた。法義の論談講義の場所は談義所または檀林とよばれたが,説教談義ははじめ法会の会座でおこなわれた。…

※「文談」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android