斉衡(読み)さいこう

精選版 日本国語大辞典 「斉衡」の意味・読み・例文・類語

さいこう サイカウ【斉衡】

平安時代文徳天皇の代の年号。仁寿四年(八五四)一一月三〇日に改元。斉衡四年(八五七二月天安(てんあん)と改元された。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「斉衡」の意味・読み・例文・類語

さいこう〔サイカウ〕【斉衡】

平安初期、文徳もんとく天皇の時の年号。854年11月30日~857年2月21日。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本の元号がわかる事典 「斉衡」の解説

さいこう【斉衡】

日本の元号(年号)。平安時代の854年から857年まで、文徳(もんとく)天皇の代の元号。前元号は仁寿(にんじゅ)。次元号は天安(てんあん)。854年(仁寿4)11月30日改元。石見(いわみ)国(島根県西部)から醴泉(れいせん)の瑞(ずい)を献上されたことを祥瑞(しょうずい)として行われた(祥瑞改元)。『孫氏瑞応図』を出典とする命名。857年(天安1)、天安の改元直前に、藤原北家の藤原良房(よしふさ)が人臣初の太政大臣に任じられた。文徳天皇は翌年皇嗣を決めないまま崩御したため、良房は9歳の清和(せいわ)天皇の外祖父として、実質的な摂政となった。

出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報

普及版 字通 「斉衡」の読み・字形・画数・意味

【斉衡】せいこう

眉の高さ。

字通「斉」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android