断惑(読み)だんわく

精選版 日本国語大辞典 「断惑」の意味・読み・例文・類語

だん‐わく【断惑】

〘名〙 (連声で「だんなく」とも発音する) 仏語煩悩の惑いを断ち切ること。
法華義疏(7C前)一「三乗之人。就断惑論。必有正習之別、故論其功用、即有三車之譬
私聚百因縁集(1257)三「是れ如来在世の飯、断惑(ダンワク)聖人の食(じき)也」

だん‐なく ‥ワク【断惑】

〘名〙 (「だんわく」の連声) ⇒だんわく(断惑)

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デジタル大辞泉 「断惑」の意味・読み・例文・類語

だん‐わく【断惑】

連声れんじょうで「だんなく」とも》仏語。煩悩ぼんのうや迷いをたち切ること。

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