新田岩松持国(読み)にったいわまつもちくに

世界大百科事典(旧版)内の新田岩松持国の言及

【上野国】より

…この乱は78年(文明10)まで4分の1世紀にわたって行われ,上杉方は惣社,白井,鎌倉(のちに足利)の三長尾氏や上州一揆,武州一揆に支えられて,上野や武蔵を押さえて,下総古河を拠点とし,小山氏,結城氏などの下野,下総の伝統的豪族に支えられた足利成氏(古河公方)に対抗する。この間,新田岩松持国は,当初成氏方に立ち,のちに上杉方に寝返るが,やがて上杉方の新田岩松家純によって滅ぼされ,家純は新田荘を回復して金山城を築城する。この内乱の過程で,古河公方,上杉氏ともに勢力は衰え,各地に勢力を結集した戦国領主(小大名)が成立する。…

※「新田岩松持国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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