日暹(読み)にっせん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日暹」の解説

日暹 にっせん

1586-1648 江戸時代前期の僧。
天正(てんしょう)14年生まれ。日蓮宗身延山久遠寺の日遠(にちおん)に師事し,京都本満寺11世などをへて寛永5年身延山久遠寺26世となる。翌年日樹ら不受不施派の取り締まりを幕府にうったえ,江戸城の対論(身池対論)では受派の代表者となって勝ちをおさめた。慶安元年5月29日死去。63歳。俗姓は浦井。字(あざな)は隆恕。号は智見院。著作に「西谷名目標条」「不受不施論」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android