日本のおもな動物園(読み)にほんのおもなどうぶつえん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「日本のおもな動物園」の意味・わかりやすい解説

日本のおもな動物園
にほんのおもなどうぶつえん

〔面積〕(動植物園については総面積)と〔飼育動物の種類および点数〕は各動物園のホームページや『全国博物館総覧』ほかによる。


旭川市旭山動物園
〔読み〕あさひかわしあさひやまどうぶつえん
〔所在地〕北海道旭川(あさひかわ)市東旭川町倉沼
〔開園年〕1967
〔面積〕15.3ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕136種759点
〔特徴〕日本でもっとも北にある動物園。ホッキョクグマ、アザラシ、ペンギン、ユキヒョウ、アムールトラ、エゾヒグマ、トナカイなど北方産の動物に特徴があるが、ライオン、キリン、オランウータンなど熱帯産の動物も多い。絶滅が危惧(きぐ)されるフクロウ類にも力を入れている。動物本来のいきいきとした姿を見せる「行動展示」と、動物が退屈しない飼育環境の改善が成功し、入場者数を飛躍的に伸ばした。冬季にはペンギンの園内散歩が行われる。


おびひろ動物園
〔読み〕おびひろどうぶつえん
〔所在地〕北海道帯広(おびひろ)市緑ヶ丘2
〔開園年〕1963
〔面積〕7.5ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕73種400点
〔特徴〕北海道の動物の飼育展示に力を入れている。キリン、シマウマ、ライオン、ゾウなどの熱帯産の動物もいる。遊園地と植村直己記念館を併設。


釧路市動物園
〔読み〕くしろしどうぶつえん
〔所在地〕北海道釧路市阿寒町ニニシベツ11
〔開園年〕1975
〔面積〕47.8ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕66種445点
〔特徴〕特別天然記念物タンチョウの生息する釧路湿原近くにあり、タンチョウの保護増殖に力を入れている。北極圏の動物が中心であるが、アムールトラなどの希少動物もいる。日本動物園水族館協会の委託を受けて、全国の動物園からシマフクロウを集め、1995年(平成7)から繁殖にも成功している。


札幌市円山動物園
〔読み〕さっぽろしまるやまどうぶつえん
〔所在地〕北海道札幌市中央区宮ヶ丘3-1
〔開園年〕1951
〔面積〕22.5ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕200種1000点
〔特徴〕国の天然記念物「円山原始林」の近くにある緑豊かな動物園。熱帯産の大形動物を一堂に集めた熱帯動物館があり、冬も開園している。世界のクマ館、熱帯鳥類館、爬虫類館、昆虫館、動物科学館なども特徴的施設。ワシ類の飼育繁殖にも力を入れている。


のぼりべつクマ牧場
〔読み〕のぼりべつくまぼくじょう
〔所在地〕北海道登別(のぼりべつ)市登別温泉町224
〔開設年〕1958
〔面積〕6.6ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕7種240点
〔特徴〕付属のヒグマ博物館とあわせて、北海道産のエゾヒグマの総合的博物館。エゾリス、エゾモモンガなど北海道特産の動物も飼育展示されている。アイヌ文化の資料館も併設。


盛岡市動物公園
〔読み〕もりおかしどうぶつこうえん
〔所在地〕岩手県盛岡市新庄下八木田60-18
〔開園年〕1989
〔面積〕37ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕100種600点
〔特徴〕盛岡市郊外の丘陵地に位置する動物公園。市制施行100周年記念施設として開園し、周辺には美術館や遊園地が隣接している。日本固有の動物をゆったりと見られる日本生態園や鳥類ゾーン、カナダの動物を展示するビクトリアコーナー、子供動物園やアフリカ園などがある。


仙台市八木山動物公園
〔読み〕せんだいしやぎやまどうぶつこうえん
〔所在地〕宮城県仙台市太白区八木山本町1-43
〔開園年〕1965
〔面積〕14.6ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕140種540点
〔特徴〕東北地方随一の動物園。ゴリラ、アフリカゾウ、シロサイなどを中心としたアフリカ園を誇る。ニホンカモシカの飼育、シジュウカラガンなどのガン類の特設飼育繁殖場も特徴的。開園以来、東北地方一円の野生鳥獣保護センターとしての役割を担っている。


秋田市大森山動物園
〔読み〕あきたしおおもりやまどうぶつえん
〔所在地〕秋田県秋田市浜田潟端154
〔開園年〕1953
〔面積〕13.7ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕120種530点
〔特徴〕秋田市内が一望できる大森山公園のなかに位置する、東北地方の日本海側で唯一の本格的動物園。県内にすむ動物の飼育展示にも力を入れ、コエヨシ、ヒナイドリなど秋田特産の日本鶏の展示も特徴の一つ。


日立市かみね動物園
〔読み〕ひたちしかみねどうぶつえん
〔所在地〕茨城県日立市宮田町5-2-22
〔開園年〕1957
〔面積〕4.2ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕72種480点
〔特徴〕サイ、カバ、キリン、シマウマ、レイヨウ類などを集めたアフリカ園、子供動物園などを備え、地方都市としては特徴のある本格的動物園。


宇都宮動物園
〔読み〕うつのみやどうぶつえん
〔所在地〕栃木県宇都宮市上金井町552-2
〔開園年〕1967
〔面積〕4.9ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕95種400点
〔特徴〕遊園地と併存する動物園。私立の施設であるが、県民の憩いの場として定着している。


桐生が岡動物園
〔読み〕きりゅうがおかどうぶつえん
〔所在地〕群馬県桐生(きりゅう)市宮本町3-8-13
〔開園年〕1953
〔面積〕4.1ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕101種683点
〔特徴〕市街の北方丘陵地に整備、開設された桐生が岡公園のなかにある。ニホンザルを群れのまま飼育展示するサル山は、園内の斜面を利用して四方から観察できる。小さいながら水族館も併設している。


草津熱帯圏
〔読み〕くさつねったいけん
〔所在地〕群馬県吾妻郡草津町草津287
〔開設年〕1970
〔総面積〕1.7ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕231種738点(魚類などを含む)
〔特徴〕草津温泉にある、温泉熱を利用した施設。設立当初は爬虫(はちゅう)類・両生類のみの飼育展示であったが、しだいに哺乳(ほにゅう)類、魚類、熱帯昆虫類など種類を増やした。熱帯植物ドーム、露天温泉を配したニホンザルの放飼場などが特色。


群馬サファリパーク
〔読み〕ぐんまさふぁりぱーく
〔所在地〕群馬県富岡(とみおか)市岡本1
〔開園年〕1979
〔面積〕36ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕100種1000点
〔特徴〕北関東随一のサファリ型動物公園。日本で最初にゾウ(アフリカゾウ)の繁殖に成功している。付帯施設としての360度シネラマ館も特徴的存在。


ジャパンスネークセンター
〔読み〕じゃぱんすねーくせんたー
〔所在地〕群馬県太田市藪塚町3318
〔開園年〕1968
〔面積〕25.3ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕100種1万点
〔特徴〕3つの温室と5つの野外放飼場でヘビ類を中心とした爬虫類を飼育・展示。ヘビ・その他の爬虫類とのふれ合い体験やハブの採毒実演なども行っている。


埼玉県大宮公園小動物園
〔読み〕さいたまけんおおみやこうえんしょうどうぶつえん
〔所在地〕埼玉県さいたま市大宮区高鼻町
〔開園年〕1953
〔面積〕0.3ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕54種208点
〔特徴〕県民の憩いの場である広大な大宮公園内の一施設として、幼稚園児・小学生に親しまれている小動物園。1997年(平成9)にフライングケージ(放し飼いの鳥舎)がオープン。


埼玉県こども動物自然公園
〔読み〕さいたまけんこどもどうぶつしぜんこうえん
〔所在地〕埼玉県東松山市岩殿554
〔開園年〕1980
〔面積〕42ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕243種
〔特徴〕子供を自然と動物とに親しませることに主眼を置いた動物公園。ポニー乗馬、乳牛の乳搾りなどの体験型展示施設が特徴。1985年(昭和60)にオーストラリアからきたコアラをはじめ、カンガルー、ワラビー、エミューなどオーストラリア産の動物が充実している。


東武動物公園
〔読み〕とうぶどうぶつこうえん
〔所在地〕埼玉県南埼玉郡宮代(みやしろ)町須賀(すか)110
〔開園年〕1981
〔面積〕61ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕196種3710点
〔特徴〕独特な発想に基づく飼育展示施設、子供動物教室などを特徴とする遊園地併設型の動物公園。


市川市動植物園
〔読み〕いちかわしどうしょくぶつえん
〔所在地〕千葉県市川市大町284
〔開園年〕1987
〔総面積〕8.1ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕58種587点
〔特徴〕動物とのふれあいをテーマとした広場、家畜舎、小獣舎、サル舎、フライングケージ(鳥類)の五つのゾーンに分けて展示。水生植物池、自然観察園、プラネタリウムを併設した少年自然の家などがあり、地域のレクリエーションの場として利用されている。


千葉市動物公園
〔読み〕ちばしどうぶつこうえん
〔所在地〕千葉県千葉市若葉区源(みなもと)町280
〔開園年〕1985
〔面積〕34.2ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕150種779点
〔特徴〕類人猿舎を中心とした熱帯雨林の生態系を展示する動物科学館、珍しい家畜および家畜の原種の収集、触れ合い動物園などが特徴で、遊園地も併設している。


板橋区立こども動物園
〔読み〕いたばしくりつこどもどうぶつえん
〔所在地〕東京都板橋区板橋3-50-1、板橋区高島平8-24-1
〔開園年〕1975
〔面積〕0.2ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕183種1296点(分園含む)
〔特徴〕東板橋公園内につくられた小規模動物園。ヤギ、ヒツジ、アヒルなどの放し飼い広場、ポニーの乗馬体験など「子供と動物のふれあい」をテーマに運営されている。同公園内には荒川に生息する魚類を中心に展示した淡水魚水族館(分園)、徳ヶ原公園に高島平分園がある。


江戸川区自然動物園
〔読み〕えどがわくしぜんどうぶつえん
〔所在地〕東京都江戸川区北葛西(かさい)3-2-1
〔開園年〕1983
〔面積〕0.5ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕51種434点
〔特徴〕都市に暮らす子供向けに「人と動物」のふれあいを目的に設立。小形の動物を中心に収集、展示され、多くの区民に親しまれている。1993年(平成5)4月に施設の全面改修が終了して再オープンした。


東京都井の頭自然文化園
〔読み〕とうきょうといのかしらしぜんぶんかえん
〔所在地〕東京都武蔵野(むさしの)市御殿山(ごてんやま)1-17-6
〔開園年〕1942
〔総面積〕11.5ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕209種4500点
〔特徴〕井の頭公園の一角にある、武蔵野のおもかげをとどめた地域型動植物園。彫刻館も特徴的。分園はかつての江戸の水源池に浮かぶ水上動物園で、水鳥中心。


東京都恩賜上野動物園
〔読み〕とうきょうとおんしうえのどうぶつえん
〔所在地〕東京都台東(たいとう)区上野公園9-83
〔開園年〕1882
〔面積〕14.3ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕508種3228点
〔特徴〕100年以上の歴史をもち、日本を代表する動物園。ジャイアントパンダをはじめ国際親善動物も収容されている。「観魚室(うおのぞき)」に始まる日本で最初の水族館は、上野動物園開園100周年事業として東京都葛西(かさい)臨海公園内に葛西臨海水族園(1988年開園)として移設された。旧水族館跡地には両生爬虫(はちゅう)類館(ビバリウム)が1999年(平成11)7月に開館。


東京都多摩動物公園
〔読み〕とうきょうとたまどうぶつこうえん
〔所在地〕東京都日野市程久保(ほどくぼ)7-1-1
〔開園年〕1958
〔面積〕52.4ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕176種1476点(昆虫類・無脊椎(せきつい)動物を除く)
〔特徴〕動物地理学的配置、無柵(むさく)放養式展示、多頭混合群飼育、希少動物の繁殖、世界随一の昆虫園、ライオンバスなど特色が多く、コアラも飼育されている。2000年(平成12)にはチンパンジーとマレーバクの新たな展示施設がオープンした。


東京都立大島公園動物園
〔読み〕とうきょうとりつおおしまこうえんどうぶつえん
〔所在地〕東京都大島町泉津(せんづ)福重2
〔開園年〕1935
〔面積〕11.4ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕50種300点
〔特徴〕伊豆大島の東海岸にある動物園。自然の溶岩地形を活用したサル島とよぶ放飼場が特徴の一つ。総面積572ヘクタールの大島公園には、椿(つばき)園、椿資料館、植物園が併設されている。ハワイガン、アルダブラゾウガメ、カラスバトなどの維持繁殖にも努める。


羽村市動物公園
〔読み〕はむらしどうぶつこうえん
〔所在地〕東京都羽村(はむら)市羽4122
〔開園年〕1978
〔面積〕4.2ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕97種728点
〔特徴〕身近な動物を飼っている仲良し動物園や芝生広場などを備え、家族利用を中心とした地域型動物園。ナマズ・キジなどによる地震予知の観察調査を行っている。開園当時は日本初の町営動物園として話題をよんだ。


小田原動物園
〔読み〕おだわらどうぶつえん
〔所在地〕神奈川県小田原市城内6-1
〔開園年〕1950
〔面積〕1ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕1種11点
〔特徴〕由緒ある小田原城址(じょうし)につくられた市民散歩地型の小動物園。1955年(昭和30)に天守閣が復原され、城と共存する動物園として知られていたが、現在廃止へ向けて整理を進めている。


川崎市夢見ヶ崎動物公園
〔読み〕かわさきしゆめみがさきどうぶつこうえん
〔所在地〕神奈川県川崎市幸(さいわい)区南加瀬1-2-1
〔開園年〕1972
〔面積〕6.6ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕64種409点
〔特徴〕市街地の中で自然林の残った小高い丘の上にあり、無料開放された市民散歩地型の動物園であるがマーコール、キツネザル、ゾウガメなどの希少動物もいる。


横浜市立金沢動物園
〔読み〕よこはましりつかなざわどうぶつえん
〔所在地〕神奈川県横浜市金沢区釜利谷(かまりや)東5-15-1
〔開園年〕1982
〔面積〕12.8ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕31種171点
〔特徴〕緑豊かな金沢自然公園内にあり、世界の希少草食動物を中心に収集、展示する動物園。開設当初は野毛山(のげやま)動物園の分園としてオープン。園内は動物の生息地ごとにエリアが分けられ、エリアごとに動物地理学的かつ無柵(むさく)放養式で展示されている。


横浜市立野毛山動物園
〔読み〕よこはましりつのげやまどうぶつえん
〔所在地〕神奈川県横浜市西区老松町63-10
〔開園年〕1951
〔面積〕3.3ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕119種963点
〔特徴〕市街地の中心の野毛山(のげやま)公園内にある動物園。日本式庭園の面影を残し、散策と動物観察が楽しめる公園として市民に親しまれている。旭(あさひ)区のこども自然公園内に、分園として家畜を主とした万騎(まき)が原ちびっ子動物園がある。


横浜市立よこはま動物園(ズーラシア)
〔読み〕よこはましりつよこはまどうぶつえん ずーらしあ
〔所在地〕神奈川県横浜市旭(あさひ)区白根町1175-1
〔開園年〕1999
〔面積〕53.3ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕約70種400点
〔特徴〕旭区と緑区にまたがる横浜動物の森公園(総面積約103ヘクタール)のほぼ半分を占める広大な動物園。「生命の共生・自然との調和」をテーマに掲げる。動物の生まれ故郷である生息地にできるだけ近い環境を再現し、気候帯別に分けられた展示ゾーン(アジアの熱帯林、亜寒帯の森、オセアニアの草原、中央アジアの高地、日本の山里、アマゾンの密林、アフリカの熱帯雨林)などからなる。オカピ、インドライオン、キンシコウなどの希少動物の飼育・展示を行い、種の保存、保護繁殖にも力を入れている。豊かな植物相も特色。


高岡古城公園動物園
〔読み〕たかおかこじょうこうえんどうぶつえん
〔所在地〕富山県高岡市古城(こじょう)1-5
〔開園年〕1960
〔面積〕0.4ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕50種186点
〔特徴〕古城公園の一画にある市民散歩地型の小動物園。展示動物はペンギン、フラミンゴ、リスザルなど小動物が中心。


富山市ファミリーパーク
〔読み〕とやましふぁみりーぱーく
〔所在地〕富山県富山市古沢254
〔開設年〕1984
〔面積〕33ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕105種760点
〔特徴〕北陸随一の動物園。周辺も自然が豊富で、運動公園と隣接し市民生活との密着を目ざしている。日本産の哺乳(ほにゅう)類、希少野生鳥類の収集と展示も特徴の一つ。


いしかわ動物園
〔読み〕いしかわどうぶつえん
〔所在地〕石川県能美市徳山町600
〔開園年〕1994
〔面積〕23ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕160種3600点
〔特徴〕自然の地形を生かし、動物本来の生息環境に近いものを再現。動物園ゾーンと水族館ゾーンで構成され、動物学習センターを併設して各種教育活動も行われる。


甲府市遊亀公園付属動物園
〔読み〕こうふしゆうきこうえんふぞくどうぶつえん
〔所在地〕山梨県甲府市太田町10-1
〔開園年〕1919
〔面積〕1.4ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕50種300点
〔特徴〕大正時代なかば、ほかに屋外娯楽施設の少ない時代に、県・市民の要望と期待を担って発足した歴史ある動物園。戦火による焼失を経て、1952年(昭和27)甲府市立動物園として再発足。1957年に都市公園の指定を受けて現名称となった。


山梨市立万力動物園
〔読み〕やまなししりつまんりきどうぶつえん
〔所在地〕山梨県山梨市万力1828
〔開園年〕1955
〔面積〕0.45ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕約50種500点
〔特徴〕山梨市立万力公園「万葉の森」内にある動物園。プレーリードッグやシカなどとふれ合うことができる。


飯田市立動物園
〔読み〕いいだしりつどうぶつえん
〔所在地〕長野県飯田(いいだ)市扇町33
〔開園年〕1953
〔面積〕0.9ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕62種308点
〔特徴〕市街地にある扇町公園につくられた市民散歩地型の小動物園。ペンギンやワラビーなどのほかにコンドルやミーアキャットがいる。


小諸市動物園
〔読み〕こもろしどうぶつえん
〔所在地〕長野県小諸(こもろ)市丁311
〔開園年〕1926
〔面積〕2.4ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕82種451点
〔特徴〕由緒ある小諸城址(じょうし)につくられた公園「懐古園」に付設された地域密着型の小動物園であるが、観光客の利用も多い。


市立大町山岳博物館
〔読み〕しりつおおまちさんがくはくぶつかん
〔所在地〕長野県大町(おおまち)市大町8056-1
〔開設年〕1951
〔面積〕4ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕13種22点
〔特徴〕日本アルプス登山の中心地にある山岳博物館に付属する山岳動物専門の動物園。カモシカ、トビなどが飼育されており、過去に特別天然記念物のニホンカモシカとライチョウの繁殖に成功している。


須坂市動物園
〔読み〕すざかしどうぶつえん
〔所在地〕長野県須坂(すざか)市臥竜(がりゅう)2-4-8
〔開園年〕1962
〔面積〕1.4ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕50種250点
〔特徴〕昭和初期につくられた臥竜公園にある市民散歩地型の動物園。小さいながらきれいな淡水水族館もつくられている。


長野市城山動物園
〔読み〕ながのししろやまどうぶつえん
〔所在地〕長野県長野市上松2-1-19
〔開園年〕1961
〔面積〕1.4ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕37種
〔特徴〕善光寺に隣接する城山公園内にある都市型動物園。周辺には少年科学センター・美術館・各種運動施設もある。


長野市茶臼山動物園
〔読み〕ながのしちゃうすやまどうぶつえん
〔所在地〕長野県長野市篠ノ井(しののい)有旅(うたび)570
〔開園年〕1983
〔面積〕15ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕67種353点
〔特徴〕長野市制80周年を記念して、長野県随一の本格的動物園として開園された。周囲には恐竜公園、植物園、自然史博物館が隣接する。ほかに、以前からあった善光寺裏の城山動物園(41種219点を飼育)も分園として残されている。


熱川バナナワニ園
〔読み〕あたがわばななわにえん
〔所在地〕静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本971-9
〔開園年〕1958
〔総面積〕3.6ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕80種1093点
〔特徴〕ワニ類のほとんど全種を収集展示した世界でも有数の施設。温泉の熱を利用したバナナ、ラン、スイレンなどの熱帯植物も充実している。研究活動も盛ん。


伊豆シャボテン公園
〔読み〕いずしゃぼてんこうえん
〔所在地〕静岡県伊東市富戸(ふと)1317-13
〔開園年〕1959
〔総面積〕15.2ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕75種600点
〔特徴〕1500種に及ぶサボテンや多肉植物を栽培展示した温室群とあわせて、おもに砂漠地帯にすむ小動物や熱帯鳥類を集めた動植物園。リスザルの森などが特徴的。


伊豆バイオパーク
〔読み〕いずばいおぱーく
〔所在地〕静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3344
〔開設年〕1977
〔面積〕150ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕100種1100点
〔特徴〕豊かな自然環境を生かし、動物と植物との調和のとれた動物園。アフリカ産の大形草食獣の混合飼育場にバスが走り、一部サファリ型となっている。


静岡市立日本平動物園
〔読み〕しずおかしりつにほんだいらどうぶつえん
〔所在地〕静岡県静岡市駿河区池田1767-6
〔開園年〕1969
〔面積〕12ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕182種704点
〔特徴〕都市型の本格的動物園。小形サル舎、夜行獣館、熱帯鳥類館、爬虫(はちゅう)類館などに新機軸を取り入れ、国際親善交流によって送られてきた動物も多い。


浜松市動物園
〔読み〕はままつしどうぶつえん
〔所在地〕静岡県浜松市西区舘山寺(かんざんじ)町199
〔開園年〕1950
〔総面積〕14.6ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕134種510点
〔特徴〕浜名湖畔の舘山寺総合公園内に、フラワーパークと併設された本格的動物園。以前、浜松城内にあった施設を郊外に移転したもので、動物の繁殖にも力を入れている。


富士自然動物公園富士サファリパーク
〔読み〕ふじしぜんどうぶつこうえんふじさふぁりぱーく
〔所在地〕静岡県裾野(すその)市須山(すやま)藤原2255-27
〔開園年〕1980
〔面積〕74.1ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕77種926点
〔特徴〕富士山麓(さんろく)の雄大な自然の景観を生かした、東海地方随一のサファリパーク


三島市立公園楽寿園
〔読み〕みしましりつこうえんらくじゅえん
〔所在地〕静岡県三島(みしま)市一番町19-3
〔開園年〕1952
〔面積〕6.7ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕25種93点
〔特徴〕富士山の溶岩流より湧(わ)き出る泉水を中心に造園され、国の名勝および天然記念物に指定された庭園「楽寿園」の一角につくられた動物園。市民の家族連れの行楽地。


豊橋総合動植物公園
〔読み〕とよはしそうごうどうしょくぶつこうえん
〔所在地〕愛知県豊橋(とよはし)市大岩町大穴1-238
〔開園年〕1996
〔総面積〕40ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕165種928点
〔特徴〕動物園のほか、植物園、自然史博物館、遊園地を併設した複合施設。1954年(昭和29)に開園した豊橋市動物園がその前身。生息地を再現した展示を目ざし、草食獣のアフリカ園、ラッコ、ペンギンなどの極地動物館、日本の動物を集めた郷土の動物園、家畜とふれあう牧場などがある。


名古屋市東山動植物園
〔読み〕なごやしひがしやまどうしょくぶつえん
〔所在地〕愛知県名古屋市千種(ちくさ)区東山元町3-70
〔開園年〕1937
〔総面積〕60ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕560種2万点(魚類などを含む)
〔特徴〕昭和の初期に大規模な無柵(むさく)放養式の動物展示を取り入れて開園した日本有数の大動物園。大植物園を併設し、周囲の山林地に園域を拡張して新施設を次々に増設している。1989年(平成1)に両生類、爬虫(はちゅう)類、夜行性小獣を展示する自然動物園、1993年にはメダカ専門の水族館を開館した。1997年「こども動物園」を全面改築。


日本モンキーセンター
〔読み〕にほんもんきーせんたー
〔所在地〕愛知県犬山市犬山官林26
〔開設年〕1956
〔面積〕43.6ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕70種700点
〔特徴〕世界でも有数のサル類専門の動物園。霊長類についての研究活動、教育活動も盛んで、霊長類を通じての国際交流も活発に行われている。


京都市動物園
〔読み〕きょうとしどうぶつえん
〔所在地〕京都府京都市左京区岡崎法勝寺(ほうしょうじ)町岡崎公園内
〔開園年〕1903
〔面積〕4ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕170種700点
〔特徴〕日本では上野動物園に次いで古い歴史のある動物園。日本産の鳥獣の繁殖にも力を入れている。施設の改修も進められ、ゴリラの繁殖に成功している。


大阪市天王寺動物園
〔読み〕おおさかしてんのうじどうぶつえん
〔所在地〕大阪府大阪市天王寺区茶臼山(ちゃうすやま)町1-108
〔開園年〕1915
〔面積〕11ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕300種1446点
〔特徴〕通天閣を中心とした大阪の繁華街に囲まれた、典型的な大都市型動物園。狭い立地条件のなかで展示施設の改造が進められ、ニュージーランドのキーウィをはじめ珍獣奇鳥も多く集められている。


ひらかたパーク
〔読み〕ひらかたぱーく
〔所在地〕大阪府枚方(ひらかた)市公園町1-1
〔開設年〕1960
〔総面積〕15.9ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕14種70点
〔特徴〕秋の菊人形展で有名な、京阪電鉄経営の遊園地。園内の山手にサル類を中心とした動物園「ワンダーガーデン」がある。総工事費80億円の大規模リニューアルを経て、1996年(平成8)に再オープン。リスザルやプレーリードッグを飼育展示する「ピッコロガーデン」を新設した。


みさき公園自然動物園
〔読み〕みさきこうえんしぜんどうぶつえん
〔所在地〕大阪府泉南郡岬町淡輪(たんのわ)3990
〔開園年〕1957
〔面積〕9.7ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕81種433点
〔特徴〕南海電鉄によってつくられた無柵(むさく)放養式の本格的動物園。イルカやアシカのショーもある。


淡路島モンキーセンター
〔読み〕あわじしまもんきーせんたー
〔所在地〕兵庫県洲本市畑田組289
〔開園年〕1967
〔面積〕3ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕1種180点
〔特徴〕柏原山系の野生のニホンザルに餌付けに成功、間近に観察できる。また、淡路島群のサルの個体識別をし、家系図を作成する取組みも行われている。


淡路ファームパーク イングランドの丘
〔読み〕あわじふぁーむぱーくいんぐらんどのおか
〔所在地〕兵庫県南あわじ市八木養宜(ようぎ)上1401
〔開設年〕1985
〔総面積〕18ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕57種273点
〔特徴〕大鳴門(おおなると)橋の完成を記念して開催された「くにうみの祭典」の主会場の一つとして、淡路島内につくられた施設。動物園と植物園が融合した公園。おもに小動物が飼育されているが、環境条件に恵まれ繁殖も盛ん。とくにコアラの飼育に実績があり、コアラ館でその姿が楽しめる。


神戸市立王子動物園
〔読み〕こうべしりつおうじどうぶつえん
〔所在地〕兵庫県神戸市灘(なだ)区王子町3-1
〔開園年〕1951
〔面積〕8.1ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕160種830点
〔特徴〕神戸の市街地にある都会型動物園。かつては入り組んでいた敷地を整備して施設の改造が進められた。園内には太陽熱の利用など新機軸を導入し、希少動物の繁殖にも力を入れている。国内最大級の「動物科学資料館」を併設。


姫路市立動物園
〔読み〕ひめじしりつどうぶつえん
〔所在地〕兵庫県姫路市本町68
〔開園年〕1951
〔面積〕3ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕120種430点
〔特徴〕白鷺(しらさぎ)城として有名な姫路城内につくられた市民行楽地型の本格的動物園。特別史跡の中にあり、種々の制約を受けながらも施設の改善が進められている。


姫路セントラルパーク
〔読み〕ひめじせんとらるぱーく
〔所在地〕兵庫県姫路市豊富町神谷1436-1
〔開設年〕1978
〔面積〕190ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕120種1000点
〔特徴〕姫路市郊外に設けられたサファリ型の動物園。猛獣や草食動物を車窓から観察するドライブスルー・サファリと、散歩気分で動物を間近に観察できるウォーキング・サファリがある。レジャー施設も併設。


アドベンチャーワールド
〔読み〕あどべんちゃーわーるど
〔所在地〕和歌山県西牟婁(にしむろ)郡白浜町堅田2399
〔開設年〕1978
〔面積〕100ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕117種1511点(魚類を含む)
〔特徴〕温泉観光地である南紀白浜にあり、アシカやイルカのショーを行うマリンワールドと、サファリ型の動物園などが併設されている。なお、ジャイアントパンダの繁殖のための日中共同研究に参加しており、園内のパンダランドでは2000年以降の相次ぐ赤ちゃんパンダの誕生など繁殖実績を誇る。


和歌山公園動物園
〔読み〕わかやまこうえんどうぶつえん
〔所在地〕和歌山県和歌山市一番丁3
〔開園年〕1915
〔面積〕0.5ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕39種130点
〔特徴〕和歌山城址(じょうし)の公園の一角につくられた市民散歩地型の小動物園。


池田動物園
〔読み〕いけだどうぶつえん
〔所在地〕岡山県岡山市北区京山2-5-1
〔開園年〕1953
〔面積〕7.9ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕130種674点
〔特徴〕かつての岡山城主、池田家によってつくられ、初めは家畜を中心とした牧場であったが、現在では岡山市民・県民による利用が盛んな動物園となっている。


広島市安佐動物公園
〔読み〕ひろしましあさどうぶつこうえん
〔所在地〕広島県広島市安佐北区安佐町動物園
〔開園年〕1971
〔面積〕49.6ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕174種3237点
〔特徴〕動物地理学的配列、無柵(むさく)放養式展示など新しい形式を取り入れた本格的大規模動物公園。クロサイをはじめ海外の希少動物のほかオオサンショウウオなど日本の希少動物の繁殖にも力を入れている。


福山市立動物園
〔読み〕ふくやましりつどうぶつえん
〔所在地〕広島県福山市芦田(あしだ)町福田276-1
〔開園年〕1978
〔面積〕4ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕82種380点
〔特徴〕私立動物園を引き継いで開園したもので、動物展示施設や管理施設の老朽化が著しく、全面的な施設整備を進めている。展示形式は「サバンナゾーン」「霊長類ゾーン」「猛獣ゾーン」「爬虫類(はちゅうるい)ゾーン」等のゾーン形式をとる。2001年(平成13)5月「ゾウゾーン」がオープン。


秋吉台自然動物公園
〔読み〕あきよしだいしぜんどうぶつこうえん
〔所在地〕山口県美祢(みね)郡美東(みとう)町清水1212
〔開園年〕1977
〔面積〕44ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕72種632点
〔特徴〕秋吉台、秋芳(あきよし)洞および萩(はぎ)市などへ連なる観光ルートの一部につくられたサファリパーク。


宇部市常盤公園
〔読み〕うべしときわこうえん
〔所在地〕山口県宇部(うべ)市則貞(のりさだ)3-4-1
〔開園年〕1955
〔面積〕3.5ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕47種783点
〔特徴〕人工湖「常盤(ときわ)湖」に放し飼いされたハクチョウ類、ペリカンなどの水鳥で国際的に有名。またそれら水鳥類の繁殖でも大きな成果をあげている。


周南市徳山動物園
〔読み〕しゅうなんしとくやまどうぶつえん
〔所在地〕山口県周南(しゅうなん)市徳山5846
〔開園年〕1960
〔面積〕5ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕131種543点
〔特徴〕徳山市(現周南市)市制25周年を記念してつくられた。小型のアフリカゾウ(マルミミゾウ)、レッサーパンダなどが人気で、希少動物の繁殖施設としての活動もしている。


とくしま動物園
〔読み〕とくしまどうぶつえん
〔所在地〕徳島県徳島市渋野町入道22-1
〔開園年〕1998
〔面積〕21ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕100種600点
〔特徴〕上町と渋野町にまたがる広大な徳島市総合公園の中心をなす動物園。前身は1957年(昭和32)開設の徳島市立動物園。総合公園の開発に伴い移転。「サバンナ」「温帯」「熱帯」「寒帯」と生態によって区分され、こども動物園を加えた五つのエリアで構成する。市立動物園時代から続く、つがいのセイロン象の飼育で知られる。


愛媛県立とべ動物園
〔読み〕えひめけんりつとべどうぶつえん
〔所在地〕愛媛県伊予郡砥部(とべ)町上原町240
〔開園年〕1988
〔面積〕17.4ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕176種928点
〔特徴〕1953年(昭和28)に松山市内に設立された県立道後動物園が前身。1987年に砥部町の県総合運動公園内に移転し、翌年開園。園内は10のゾーンに区画され、地理学・分類学・行動学的にバランスよく展示されている。


高知県立のいち動物公園
〔読み〕こうちけんりつのいちどうぶつこうえん
〔所在地〕高知県香南(こうなん)市野市(のいち)町大谷738
〔開園年〕1991
〔面積〕16.3ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕97種1549点
〔特徴〕動物の実際の生息環境を再現した展示方法(バイオーム展示)を行う。1995年(平成7)熱帯雨林を再現した三層構造の屋内展示施設ジャングルミュージアムをオープン。1997年には絶滅危惧(きぐ)種であるドウグロタマリンの国内初の繁殖にも成功した。


わんぱーくこうちアニマルランド
〔読み〕わんぱーくこうちあにまるらんど
〔所在地〕高知県高知市桟橋通6-9-1
〔開設年〕1993
〔面積〕1.1ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕93種345点
〔特徴〕高知港に隣接した都市公園「わんぱーくこうち」内にある小規模の都市型動物園。前身は高知城内に開設された高知市立動物園で、高知市制100周年記念施設として「わんぱーくこうち」が開園されたのに伴い移転。野生鳥獣の保護にも力を入れ、四国産のニホンカモシカの飼育展示が特色の一つ。


到津の森公園
〔読み〕いとうづのもりこうえん
〔所在地〕福岡県北九州市小倉北区上到津(かみいとうづ)4-1-8
〔開園年〕2002
〔面積〕10.6ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕100種500点
〔特徴〕動物の生息環境に応じて「草原の世界」「林床の世界」などいくつかのゾーンからなる。檻(おり)を極力なくし、動物本来の生息環境に近づけている。エレベーターの設置や園路勾配(こうばい)のくふうによるバリアフリー化も特色の一つ。前身は民間経営の動物園として1932年(昭和7)に開園した到津遊園で、1997年(平成9)の閉園に伴い北九州市に運営が移管、再整備された。旧到津遊園時代から人気の林間学校も2002年再開。


海の中道海浜公園動物の森
〔読み〕うみのなかみちかいひんこうえんどうぶつのもり
〔所在地〕福岡県福岡市東区大字西戸崎18-25
〔開園年〕1981
〔面積〕7.8ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕50種500点
〔特徴〕博多湾を抱え込む海の中道半島に建設された国立海浜公園の一部にある。リスザル、クモザル、カピバラ、マーラーなど、おとなしく、かつ珍しい動物が中心。


大牟田市動物園
〔読み〕おおむたしどうぶつえん
〔所在地〕福岡県大牟田(おおむた)市昭和町163
〔開園年〕1941
〔面積〕4.5ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕80種500点
〔特徴〕市民の憩いの場として親しまれている延命公園内にある、「動物と人とのふれあい体験」をテーマにした中都市動物園。西日本一の巨大なバードケージがある。


久留米市鳥類センター
〔読み〕くるめしちょうるいせんたー
〔所在地〕福岡県久留米(くるめ)市東櫛原(ひがしくしはら)町中央公園内
〔開設年〕1954
〔面積〕3ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕80種385点
〔特徴〕放し飼いのクジャクをはじめ、キジ類、ツル類、インコ類、ワシタカ類など、鳥類を中心とした動物園。市民にも親しまれている。


福岡市動植物園
〔読み〕ふくおかしどうしょくぶつえん
〔所在地〕福岡県福岡市中央区南公園1-1
〔開園年〕1953
〔総面積〕20.5ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕155種688点
〔特徴〕隣接する植物園とあわせて、福岡市民の最大のレクリエーション施設となっている、本格的な都市動物園。チンパンジー、マレーバクなどの繁殖にも成功している。


佐世保市亜熱帯動植物園(いしだけ動植物園)
〔読み〕させぼしあねったいどうしょくぶつえん いしだけどうしょくぶつえん
〔所在地〕長崎県佐世保市船越町2172
〔開園年〕1961
〔総面積〕8.3ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕66種335点
〔特徴〕西海(さいかい)国立公園の眺めの優れた場所にあり、長崎県下随一の本格的動植物園。


長崎バイオパーク
〔読み〕ながさきばいおぱーく
〔所在地〕長崎県西海市西彼(せいひ)町中山郷2291-1
〔開設年〕1980
〔総面積〕30ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕150種1200点
〔特徴〕自然休養村に併設された、自然と農業との調和のとれた動植物園。人間と動物を隔てる檻(おり)や柵(さく)がほとんどない無柵放し飼い式による生態展示が最大の特色。教育活動にも力を入れている。


熊本市動植物園
〔読み〕くまもとしどうしょくぶつえん
〔所在地〕熊本県熊本市東区健軍(けんぐん)5-14-2
〔開園年〕1929
〔総面積〕24.5ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕123種1069点
〔特徴〕1929年(昭和4)水前寺公園の東に熊本動物園として開園。1969年(昭和44)江津(えつ)湖の湖畔に移転し熊本水辺動物園となり、1991年(平成3)隣接地に整備していた都市緑化植物園と一体化し現名称となる。


九州自然動物公園
〔読み〕きゅうしゅうしぜんどうぶつこうえん
〔所在地〕大分県宇佐市安心院(あじむ)町南畑2-1755-1
〔開園年〕1976
〔面積〕115ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕70種1400点
〔特徴〕別府(べっぷ)市郊外、九州横断道路近くにつくられた大型のサファリパーク。チーターの繁殖などに成功している。


別府ケーブルラクテンチ
〔読み〕べっぷけーぶるらくてんち
〔所在地〕大分県別府(べっぷ)市流川通18丁目
〔開設年〕1948
〔面積〕11ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕30種100点
〔特徴〕ケーブルカーで登った所にある、眺望のよい遊園地併設型の動物園。温泉熱を動物用の暖房やプールに利用し、カバ、ゴリラなどの繁殖に成功したこともある。子供がゾウに乗れることでも有名。


国立公園高崎山自然動物園
〔読み〕こくりつこうえんたかさきやましぜんどうぶつえん
〔所在地〕大分県大分市神崎3098-1
〔開園年〕1953
〔面積〕46.5ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕1種1700点
〔特徴〕農作物被害を及ぼすニホンザルを被害防止のために一か所に集め、観光資源にもしようと餌付けを試み成功、1953年(昭和28)に自然動物園として開園した。当初1群のみであったが、現在2つの群れが交替で寄せ場を利用している。


山地獄動物園
〔読み〕やまじごくどうぶつえん
〔所在地〕大分県別府市鉄輪町御幸6組
〔開園年〕1957
〔面積〕0.6ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕14種52点
〔特徴〕山地獄の温泉熱を利用して動物を飼育している。また熱帯植物の栽培もみごと。


宮崎市フェニックス自然動物園
〔読み〕みやざきしふぇにっくすしぜんどうぶつえん
〔所在地〕宮崎県宮崎市塩路浜山3083
〔開園年〕1971
〔面積〕13ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕125種1400点
〔特徴〕宮崎市郊外の広大なリゾート地区「シーガイア」の最北端に隣接する郊外型動物園。開園当初は、アフリカおよびアジアの動物の混合飼育による生態展示を特色としたが、現在はアフリカ園の一部を除いて、一種多頭のファミリー飼育を行っている。


鹿児島市平川動物公園
〔読み〕かごしましひらかわどうぶつこうえん
〔所在地〕鹿児島県鹿児島市平川町5669-1
〔開園年〕1972
〔面積〕31.4ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕147種986点
〔特徴〕歴史ある鴨池(かもいけ)動物園より移転した、郊外型の大規模動物公園。桜島を背景としたアフリカの草原などの光景をつくりだしている。アマミノクロウサギなどの希少動物の繁殖も手がけている。コアラの飼育繁殖に成功している。


長崎鼻パーキングガーデン
〔読み〕ながさきばなぱーきんぐがーでん
〔所在地〕鹿児島県指宿(いぶすき)市山川(やまかわ)岡児ヶ水1571-1
〔開設年〕1966
〔総面積〕4.9ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕55種600点
〔特徴〕薩摩(さつま)半島南端、開聞(かいもん)岳近くに、インコ類、レアなどの鳥類、リスザル、キツネザルなどのおとなしく南国的な小動物を放し飼いにした動植物園。


沖縄こども未来ゾーン(沖縄こどもの国)
〔読み〕おきなわこどもみらいぞーん おきなわこどものくに
〔所在地〕沖縄県沖縄市胡屋(ごや)5-7-1
〔開設年〕1970
〔面積〕16ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕127種1108点
〔特徴〕沖縄県随一の本格的動物園。淡水水族館も備えている。イリオモテヤマネコの飼育最長記録(1980~92年)となった「ケイタ」の剥製(はくせい)・骨格標本も常設展示されている。爬虫(はちゅう)類園も特徴の一つ。


名護市自然動植物公園(ネオパークオキナワ)
〔読み〕なごししぜんどうしょくぶつこうえん ねおぱーくおきなわ
〔所在地〕沖縄県名護市名護4607-41
〔開設年〕1992
〔総面積〕25ヘクタール
〔飼育動物の種類および点数〕120種1220点
〔特徴〕1987年(昭和62)開園の名護自然動植物公園を引き継いでオープン。絶滅の危機に瀕(ひん)する希少動植物種の保存と繁殖、動植物と人類の共存の道の模索を基本理念とする。園内はアフリカ・中南米・オセアニア・東南アジアの4地域に大別され、各地域の特徴的な生物相を再現している。

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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