日本産業労働俱楽部(読み)にほんさんぎょうろうどうくらぶ

世界大百科事典(旧版)内の日本産業労働俱楽部の言及

【国防献金】より

…新聞社も競って国民に献金を呼びかけた。また造船業の労働組合を中心に国防献金運動が進められ,33年6月にはこの運動を母体として日本主義労働運動の戦線統一組織である日本産業労働俱楽部が結成された。そして日中戦争,太平洋戦争期にはさらに行政的組織的な献金が強制され,国民にとっては戦争協力のための一種の税となっていた。…

【日本主義労働運動】より

…ただ,一貫して反総同盟(日本労働総同盟)の立場をとり,このころから国家主義的傾向を強めていた総連合(日本労働組合総連合)と提携し,32年に重金属工失業対策全国協議会,さらには国防献金労働協会を結成して,軍用機の献納運動を展開した。一方,33年6月には自彊組合を中心に10組合8440人で日本主義労働組合の全国組織,日本産業労働俱楽部を創立した。同俱楽部はメーデーを排撃して34年4月,天長節に第1回日本労働祭を行い,組織の拡大に努めたが,37年末で22組合1万8387人にとどまった。…

※「日本産業労働俱楽部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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