日本航空輸送[株](読み)にほんこうくうゆそう

世界大百科事典(旧版)内の日本航空輸送[株]の言及

【航空】より

…37年,神風号が東京~ロンドン間を途中11着陸,94時間17分56秒で飛び国際記録を樹立したり,38年,航研機が1万1651kmを無着陸で飛び,周回航続距離の世界記録を樹立したのも,当時の技術水準の高さを物語っている。 一方,航空輸送の面では,1922年に大阪~徳島,大阪~高松間の運航を始めた日本航空輸送研究所などの先駆的活動に続いて,29年,日本航空輸送株式会社が政府の補助を受けて東京・大阪・福岡・蔚山・京城・平壌・大連間に本格的な旅客,貨物,郵便物の定期輸送を開始した。38年には,日本航空輸送株式会社が解散し,大日本航空株式会社が創立されるとともに,東京~バンコク線,飛行艇による横浜~サイパン~パラオ線などの国際定期航空も開始され,輸送実績は著しい伸びを示した。…

【国内航空】より

…そのなかで国内航空が最も発達したのは国土の広いアメリカとソ連で,とくにアメリカでは大陸横断路線の開発に各社がしのぎを削ったため,30年代には使用航空機の性能向上,旅客数増加がめだった。日本では1922年に日本航空輸送研究所が設立され,堺~徳島間の郵便輸送が開始された。翌年には東西定期航空会の東京~大阪間,日本航空(現在の同名会社とはまったく別)の大阪~別府間に郵便と新聞輸送が始まっている。…

※「日本航空輸送[株]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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