日本製粉[株](読み)にっぽんせいふん

百科事典マイペディア 「日本製粉[株]」の意味・わかりやすい解説

日本製粉[株]【にっぽんせいふん】

製粉業界第2位の食品メーカー。1896年設立。製粉(小麦粉ふすま)製造からスタートし,食品(天ぷら粉,パスタ,冷凍食材,健康食品等)製造へと業容を拡大。倉庫業港湾運送事業も手がける。設立以来,明治帝国東洋大里東亜,大阪など多くの製粉会社を合併しており,1990年にオーマイを吸収合併。加工食品や健康食品,外食,バイオ関連など多角的に事業を展開する。本社東京。2011年資本金122億円,2011年3月期売上高2521億円。売上構成(%)は,製粉36,食品53,その他11。
→関連項目製粉業

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の日本製粉[株]の言及

【製粉業】より

…日本の製粉業は,原料小麦が食糧管理制度の対象となっているため,政府から前年の生産量に応じて供給されており,規制色の強い業界となっている。また,業界構造は大手メーカーと中小メーカーが混在する形であり,メーカー数は150社を超えているが,日清製粉,日本製粉,昭和産業をはじめとする上位10社のシェアは80%に達しており,年々高まっている。 日本の製粉業は,江戸時代末期には麵(めん)用に水車と石うすを用いた農村工業として成立していた。…

※「日本製粉[株]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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