日本重化学工業(読み)にほんじゅうかがくこうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本重化学工業」の意味・わかりやすい解説

日本重化学工業
にほんじゅうかがくこうぎょう

合金鉄のトップメーカー。新日鉄系。 1917年カーバイド,石灰窒素,硫安を生産する目的で北海電化工業として設立。 20年には合金鉄の生産を開始。第2次世界大戦後は合金鉄のほか鋳物,電気銑を手がけ,鉱山自営に乗出し,51年東化工と改称。 54年自家用発電によりケイカル肥料,マンガン肥料を生産,58年地熱発電による合金鉄大型電気炉を完成,60年大北工業と資本・技術提携し,普通鋼,特殊鋼を生産開始。 66年同社を合併,68年日本フェロアロイ,東芝合金鉄と合併し現社名となる。 75年東北重化学工業を吸収合併。売上構成比は,フェロアロイ 46%,機能材料 19%,化学9%,地熱・エネルギー9%,情報 11%,その他7%。年間売上高 1009億 6200万円 (連結。うち輸出3%) ,資本金 68億円 (1998) ,従業員数 634名 (1999) 。

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