日東紡績(読み)にっとうぼうせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日東紡績」の意味・わかりやすい解説

日東紡績
にっとうぼうせき

紡績メーカー。呼称は日東紡。 1918年福島精練製糸として設立。 19年福島紡織と改称。 23年片倉製糸紡績の岩代紡績所を合併して現社名に変更。当初絹糸紡績専業としていたが,満州事変勃発以来スフ (短繊維) の国産化に成功し発展,綿紡績部門にも進出した。 38年にはガラス繊維の製造に成功している。紡績メーカーのなかでは多角化が進展し,建材,ガラス繊維などの非繊維部門の売上げが多い。売上構成比は,建材・グラスファイバ 70%,繊維 22%,その他8%。年間売上高 1466億 2100万円 (連結。うち輸出 16%) ,資本金 196億 9900万円,従業員数 2641名 (1999) 。

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