日根野氏(読み)ひねのうじ

世界大百科事典(旧版)内の日根野氏の言及

【日根荘】より

…正和の絵図はさまざまな記載を含み,荘園絵図研究の素材になっているが,上記のほか山裾を中心に点在する溜池と田地が不可分の関係にあったこと,池の築造者に久米多寺に属する〈坂の者〉がみえることなどが特に注目される。荘園支配機構についてみれば,長滝荘公文職,同荘弥富方下司職などを兼帯する在地領主日根野氏(本姓中原)が,荘内各村の預所(あずかりどころ)職に補されていた。前記の惣検も同氏によって実行されたのである。…

※「日根野氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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