日照り花(読み)ひでりばな

とっさの日本語便利帳 「日照り花」の解説

日照り花

淡い紅色の花を昼頃に咲かせるのでこの名がある。昼顔別名原野に自生し、雷花(かみなりばな)ともいう。
昼顔の咲きのぼる木や野は広し\中村草田男
盛夏炎天の下で咲く数少ない夏草。とりわけ川辺海辺に咲くものには風情がある。
海風を受けて涼しい日照り花\宮森香村

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android