日謙(読み)にちけん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日謙」の解説

日謙 にちけん

1746-1829 江戸時代中期-後期の僧。
延享3年生まれ。日蓮宗。京都本圀寺の日領に師事し,鷹峰(たかがみね)檀林(だんりん)でまなぶ。出雲(いずも)(島根県)報恩寺住職となり,のち同寺に聴松庵をたてて退隠した。詩を細合斗南にまなび,菅茶山(かん-ちゃざん),村瀬栲亭(こうてい)らと親交があった。文政12年5月8日死去。84歳。大坂出身。俗姓日野。字(あざな)は道光。号は慈譲院。詩集に「聴松庵詩鈔」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android