早漬(読み)はやづけ

精選版 日本国語大辞典 「早漬」の意味・読み・例文・類語

はや‐づけ【早漬】

〘名〙 漬けこんで早くなれるようにした漬物または鮨。
※浄瑠璃・義経千本桜(1747)三「釣瓶鮓(つるべずし)やの彌左衛門。留主の内にも商売にぬけめも内儀が早漬(ハヤヅケ)に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の早漬の言及

【漬物】より

…また,漬込み期間の長短によって当座(とうざ)漬と保存漬とに大別される。当座漬は浅漬,早漬などとも呼ばれ,材料に風味を添えるための調理的なもので,漬込み時間が数時間から一晩程度のごく短いものは即席漬,一夜漬ともいう。保存漬は貯蔵を目的とする漬物本来のもので,とくに長く貯蔵されたものは古漬,ひね漬とも呼ぶ。…

※「早漬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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