昆布岳(読み)こんぶだけ

日本歴史地名大系 「昆布岳」の解説

昆布岳
こんぶだけ

ニセコ町と胆振支庁虻田あぶた豊浦とようら町の境にある山。標高一〇四五・一メートル。東西に西昆布岳があり、西の昆布川、北の尻別しりべつ川に合流する多数の河川水源となっている。北方ニセコアンヌプリ北東羊蹄ようてい山とともに地元でニセコ三山と称される。第三紀末の噴火形成された成層火山とされ、山腹溶岩層の末端部がみられる。山名はアイヌ語に由来し、山川地理取調図ではコンホノホリと記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「昆布岳」の意味・わかりやすい解説

昆布岳
こんぶだけ

北海道南西部,ニセコ町と豊浦町の境にある火山。標高 1045m。洞爺湖北西に位置する。輝石安山岩火山砕屑物から成る成層火山。山体浸食が進み,頂部は溶岩が残丘状に取残されて,ドームを形成。

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