昇華型プリンタ(読み)しようかかたふりんた,しょうかがたぷりんた

カメラマン写真用語辞典 「昇華型プリンタ」の解説

昇華型プリンタ

 熱転写式プリンター一種。固形インクを塗布したインクリボンに印字ヘッドで熱を加えて(リボンに直接熱材を当てない)インクを昇華させ(固体液体の状態を経ずに気体になる)、樹脂(ポリエステル系)でコーティングされた専用紙にインクを付着させる方式。昇華型のドットは銀塩写真のように濃淡階調がある(1色あたり256階調)。インクジェット方式に比べて dpi が少なくても解像感の高いプリントがえられる。 A3ノビ対応の昇華型プリンターは、家庭用では珍しい。写真はオリンパスのP-400

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パソコンで困ったときに開く本 「昇華型プリンタ」の解説

昇華型プリンタ

熱転写型プリンタの一種で、フィルムに塗られたインクのカプセルを熱で溶かして蒸発(正しくは「昇華」)させて紙に転写します。蒸発させるインクの量で微妙な濃淡を表現することができるので、普通の熱転写型プリンタより自然な発色が得られます。印刷1枚当たりのコストが高いのが難点ですが、デジタルカメラ画像を印刷するプリンタとしては人気があります。
⇨プリンタ

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