明櫃(読み)あかひつ

精選版 日本国語大辞典 「明櫃」の意味・読み・例文・類語

あか‐ひつ【明櫃】

〘名〙 (「明き浄き櫃」の意) 祭りに用いる白木の櫃。
延喜式(927)一「鳴雷神祭一座 明櫃二合」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の明櫃の言及

【ひつ(櫃)】より

…唐櫃の脚は通常長側面に各2本,短側面に各1本の6本だが,正方形の小櫃などはだいたい4本脚である。漆塗の塗櫃と素木(しらき)の明櫃(あかひつ)とあり,塗櫃には蒔絵などが施されているものもある。櫃は古墳時代ころから使われていたと考えられるが,中世あたりまでは多く唐櫃が使われていた。…

※「明櫃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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