昏昏(読み)コンコン

デジタル大辞泉 「昏昏」の意味・読み・例文・類語

こん‐こん【××昏/××惛】

[ト・タル][文][形動タリ]
暗くて物の区別がつかないさま。また、道理に暗いさま。
「くるしさにもがけばもがくほど白昼もやは―と深く」〈石川淳普賢
意識がないさま。
「あの不幸後、とかく茫然自失気味で、ふだんはただ―として居る」〈蘆花思出の記
寝入っているさま。「―と眠り続ける」
[類語](1どんより陰陰濛濛蒼然模糊/(3ぐっすりぐうぐうぐうすかすうすうすやすやうつらうつらうとうとこっくりこっくりうつうつこくりこっくりとろとろとろんとろり夢うつつ夢心地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「昏昏」の読み・字形・画数・意味

【昏昏】こんこん

くらくて、知をはたらかさない状態。〔老子、二十〕俗人は昭昭たるも、我獨り昏昏たり。俗人は察察たるも、我獨り悶悶たり。

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