春日若宮御祭(読み)かすがわかみやおんまつり

世界大百科事典(旧版)内の春日若宮御祭の言及

【能舞台】より


[沿革]
 発生当時の能には常設・専用の舞台はなく,演能のたびごとに組み立てたり,社寺の拝殿や舞楽舞台を転用したり,もっと古くは境内の庭上に筵(むしろ)や板を敷いて舞台にしていたらしい。現在も,奈良市春日若宮御祭の後宴の能では春日社の土壇形式の土舞台の上に所作台を敷いて演能が行われるが,古い形式を残すものである。ほぼ現行のような舞台の様式が整うのは,だいたい16世紀後半(室町末期)と考えられる。…

※「春日若宮御祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android