昨非(読み)さくひ

精選版 日本国語大辞典 「昨非」の意味・読み・例文・類語

さく‐ひ【昨非】

〘名〙 きのうの誤り。また、過去のあやまち。前非
※殿村篠斎宛馬琴書簡‐天保三年(1832)七月一日「この義も昨非にて御座候。御一笑御一笑」 〔陶潜‐帰去来辞〕

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デジタル大辞泉 「昨非」の意味・読み・例文・類語

さく‐ひ【昨非】

昨日、または、過去に犯した過ち。前非。
「願わくは尊叔君の教を得て―を改めん」〈織田訳・花柳春話

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普及版 字通 「昨非」の読み・字形・画数・意味

【昨非】さくひ

今までの誤り。晋・陶潜〔帰去来の辞〕寔(まこと)に(みち)にふも、其れ未だからず。今の是にして、昨の非なるを覺(さと)る。

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