時しも(読み)トキシモ

デジタル大辞泉 「時しも」の意味・読み・例文・類語

とき‐し‐も【時しも】

[副]《「し」は強めの助詞、「も」は詠嘆の助詞》ちょうどその時。折も折。「時しも八月半ばのことであった」
[類語]矢先折も折折しも折よく折節折から丁度頃しもきわ際してたまたま偶然適時

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「時しも」の意味・読み・例文・類語

とき【時】 し も

(「し」「も」は助詞) ちょうどその時に。折も折。
宴曲宴曲集(1296頃)一「秋風吹けば織女の、妻迎へ船に契りてや、時しも声を帆に揚げて、雲居を渡る雁がね」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android